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ようこそ、私の料理研究室へ!

11月ごろから出回るボラの卵で「からすみ」を作るのが年末の楽しみです。
ただボラの卵は一般では入手しづらく、懇意のシェフに頼んで築地で買ってもらいます。
去年は主人が釣ってきたのどぐろが、とても大きな卵を抱えていたので、それで作りましたが絶品でした。今年は大きな生のたらこをスーパーで見かけて、それでも作ってみました。卵の感じがすこし違って、最初に出来上がったと思ったものは、からすみというより「たらこ」でしたが、干しを追加して熟成させたら、ほぼ『からすみ』となりました。


からすみ
作り方
  1. まず生の卵の表面に血管が浮いていたらそれを上からそっと押してどんどん移動させ、太い血管に集めて最後に少しつついて小さな穴を開けて血を抜きます。
    ちょっと繊細で面倒な作業ですから、最初からきれいな卵を買うのが秘訣です。(写真はぼらの卵)
  2. たっぷりの塩で塩漬けします。
  3. もはやからすみ?というくらい水気が抜けたら、今度は酒に漬けて塩出しします。 次に、風味を載せたい酒に漬け変えて風味をのせます。
  4. 板で挟んで (写真はアクリル板を使用しています)
  5. 重しをかけて水気を抜きます。
  6. そして風干ししたら(写真はボラの卵のものが無かったのでたらこです)
  7. 完成!
    ねっとりとしたうまみのある最高の『からすみ』が出来ました。
2016年12月